twitterでもさかんに書いておりますが、今年の難民映画祭で公開された『ビルマVJ』があまりに胸に迫って苦しいほどです。

 スタッフが何年もかけて、ビルマのビデオ・ジャーナリストたちを取材。

 政府に命を狙われているにも関わらず、『ビルマ民主の声』のビデオ記者たちは地下に潜んで事実を撮影し続けます。

 立ち上がる僧侶たちの誇り高いデモ。
 支援する市民たち。

 しかし、軍による水平撃ちによって、彼らは封じ込められていく。

 むろん日本の長井健治さんも、デモの取材中に至近距離から撃たれて亡くなる。
 それを全世界に伝えたのが『ビルマ民主の声』です。


 そして、なお戦う者たち……。

 
 ただし、この映画は単なるドキュメンタリーでもないのです。

 「再構築撮影」とスタッフが呼ぶものが、事実の中に入り込んでくる。

 ニュース映像はすべて真実。

 しかし、それを物語として構成するときに、再現シーンが編集される。

 
 俺はビルマ問題を放っておけない者として、この映画の来春公開を支援していくつもり。