荒井修、橘右之吉両氏との鼎談@中目黒かきつばた(organized by山口智子さん。本日のテーマは『江戸の食べ物』)で、今日「ああ、そうか!!!」と思ったこと。
俺「で、ダシっていつからあるの? 古来から?」
修・右「ないない!」
俺「え?」
右「だって、かつお節自体がねえんだもん」
修「そうそう」
俺「かつお節が新しいの!?」
右「江戸開府百年ばかし経ってから、かつおがえらくとれたんでああいうものが出来た」
修「だから、かつおダシはそれまでない」
ということで不明を恥じる他ない。
“ダシは和食の基本”という言葉に惑わされて、物事がわかっていなかった。
それは近世に出現した新しい味覚なのであった。
むしろ、味噌・醤油がダシ以前からあった“和食の基本”というべきものなのらしい。
いやあ、目からウロコが落ちる瞬間だったなあ。
本日さまざまな人に会った中の(くわしくはtwitterで)、あれは白眉だった。