川村カオリの闘いを称えて黙祷する。

 決して下を向かなかった人の姿に、俺は最大限の尊敬を感じてきた。
 今も感じる。

 彼女は勝利していた。
 今もしていると俺は思う。

 去年末、久しぶりにすれちがった時、納得のいく言葉をかけられなかった。
 


 
 さて、狩野哲郎展がもうすぐ。
 植物を通して生と死を考える、よい機会になるだろう。