本日はMJを誘って、銀座の古美術店へ。
慶派の作としか思えない大日如来、隋から唐時代の如来像などじっくり二人で見る。
見仏はもはやそういう領域にまで踏み入った。
で、さっきまで家飲み。
この人との結びつきは確実に一生続くな、と感じる。
ちなみに、俺たちの新刊『見仏記 ゴールデンガイド篇』はこちらでゲット出来ます。
さて、先日の杉本博司さんに並んで俺が話を徹底的に聞いてみたいのが、演出家の鴨下信一さん。
故・藤間紫さんが踊るはずだった国立劇場での公演(ああ、俺は藤間紫の舞踊をついに見ることが出来なかった。なんという痛恨のミスだろうか)のパンフで、鴨下さんが非常に抽象的レベルの高い「古典芸能における型論」を書いていて、それが俺の乏しい知性では推測しがたい次元にあったので、ますます鴨下さんに会いたくなっていたのであったが(数年前、二回ほどすれ違って軽くご挨拶した程度だったのでますます)、それを共通の知人から伝えていただくと、鴨下さん御本人が「では、食事をしましょう」と言って下さったのだった。
俺はとても幸運な人間だ。
鴨下さんの「型論」を自分が理解出来るかどうか、最善を尽くす所存である。
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