お待たせしました。
11/2に発売される俺モデルのホスーK、最後のメンバーの名前を決定します。
「マダム」(キーボード)、「ジェリー(・ビーンズ)」(ギター)、「ゼブラ」(ベース)、「大也(ダイヤ)」(ボーカル)に続いて、ドラムスのこちら!
応募総数、のべ230のアイデアが寄せられた中、栄えある栄冠を勝ち取ったのは……
えー、発表の前に、金曜日の京都MUSEでのお話でも。
リハを終えた俺とアイゴンは清水寺に直行したのであった。
たまたま2週間ほど前に、金子貴俊くんから「秘仏公開」の話を聞いていたからである。
参道に到着し、ぶらぶら歩いていると時刻は午後4時近くになった。
そこで初めて俺たちは、午後四時でその日の公開が締め切られることを知る。
走った、走った。
そして、間に合った!
なんか偶然うまくいったなと思っていると、次に訪れた八坂神社でも不思議が起こる。
ぶらついているうち迷い込んだ先で、アイゴンが彼の知人の実家であるスダレ屋(数十分前に俺はそのスダレ屋の話を聞いていた)を発見したのである。
さらに、同行していたアイゴンのマネージャー馬場ちゃんが探していた店が、そのスダレ屋の斜め前だったのだ。
縁がつながっている奇妙な感覚でライブハウスに帰ろうと錦市場のあたりへ入ると、そこでは一緒にライブする金澤義くんにばったり会いもした。
秘仏本尊のおかげでもあろうか。
さて、ホスーKの方だが、俺が腰に下げていたやつだから、一週間分の記録が残っている。清水寺の分が間に合えば、一万歩は軽く越えているので見てやって欲しい。
で、栄えある……
その前に、“縁がつながっている奇妙な感覚”は翌日も続いたことを報告しておこう。
俺は大阪で行われた『国際人形劇フェスティバル』が観たくて観たくて移動。
人形浄瑠璃も公演をしたので、出演者の豊竹咲甫大夫さんにはチケットを押さえていただいていたのだが、他の海外人形劇劇団は当日でいいとタカをくくっていた。
ところが、行ってみるとすべて完売!
途方にくれて大阪中央公会堂の中をとぼとぼ歩く俺は、やがて偶然にも咲甫さんの楽屋の前につく。
思わず泣きつくと、咲甫さんは事務局にかけあうために部屋を飛び出してくれた。
で、残りは一枚もないという事務局の答えにぼう然としていると、そこに大阪CO2映画祭で会ったことのある市役所の人が登場。
同じくプロデュースをしているらしいのだった。
なんたる偶然の連続だろう。
とはいえ、それでも入れはなしないとの結果。
立ち尽くしていると、事務の人がちょっと現場に聞いてみると言い出してくれる。
「あと一人だけダメか」と電話で聞いている相手が偶然にも……ということなのだが、その時の俺が気づくはずもない。
現場はなんとかOKだと言ってくれた。
立ち見で実券でという条件で、俺はありがたくも「ヒューバー・マリオネッツ」の公演を観られることになる。
そして、部屋に入ってみた俺は驚愕した。
舞台前面で客入れをしているのが、『こちらアニマルプラネット新聞社』で俺とタッグを組んでいた人形遣いの友松さんだったからだ。
向こうも向こうで驚愕していた。
「最後の一人を入れてくれって、せいこうさんのことだったんですか?」
電話を受け、一人ならなんとか入れましょうと返事をしたのは、まさに彼だったのである。そんな奇跡があるだろうか。
さらに俺は、柄にもなくしつこいおねだりをしてみた。
「文楽のあとにやる『ラク・パカ』にも入れないでしょうか?」
「……うーん」
友松さんは考え込んだ。
パンパンに客が入っているのだろうし、彼に言っても……と思っていると、友松さんは答えた。
「僕がナレーションをやるんで恥ずかしいんですよね」
「友松さんが?」
「ええ」
友松さんはドイツの影絵集団『ラク・パカ』の公演において、まさに日本側の重要人物だったのであり、もしも頼むなら彼しかいなかったわけである。
またまた偶然の連鎖。
実は人形遣いたちのシンポジウムに、俺が昔NHKの番組で会ったことのある松尾カニタさん(タイ出身・FM COCOLOのDJ)が入っていたのにも驚いたのだが、あまりに偶然がつながり過ぎていたので面倒になり、挨拶には行かなかった。
イタリアの世界遺産『オペラ・デイ・プーピ』まではさすがにねだれなかったけれど、観られないと思った公演がふたつの偶然で観られたことは、とにもかくにもまことに不思議だった。
人形劇の素晴らしさ、俺の興味の根本に何があるかはいずれ書きたい。
てことで、そういう連鎖の線上で、ホスーKの残りメンバーの名前を発表します。
「マダム」(キーボード)、「ジェリー(・ビーンズ)」(ギター)、「ゼブラ」(ベース)、「大也(ダイヤ)」(ボーカル)に続いて、ドラムスは!?
タラタラタラタラタラーーーー
チャーン!!!
『サミダレ』に決定しました!!!!
「on ドラムス」さん、おめでとうございます!
日本的でありながらカタカナにすると、なんかシャープで、しかも女性ドラムスかなと思わせる想像もわき、いや男でタラタラタラッと五月雨的な細かいフレーズも得意なアーチストかなとも考えさせてくれる広がりが素晴らしかったです。
「on ドラムス」さん、早速このブログ記事の下にある封筒マークを押して、住所氏名電話番号を教えてください。
なるべく早く実物(サミダレ)をお送りします。
ということで、ホスーK。
「マダム」(キーボード)、「ジェリー(・ビーンズ)」(ギター)、「ゼブラ」(ベース)、「大也(ダイヤ)」(ボーカル)、「サミダレ」(ドラムス)という布陣になりました。
しかし、皆さんおわかりの通り、肝心のバンド名が決まっていないのでした。
なので、すかさずバンド名コンテストを始めます。
いかしたバンド名と、あなたが欲しいメンバーを書いて投稿してください。
採用された方には、お好きなホスーKを俺が個人的に差し上げます。
じゃ、期待してます。
よろしく!