昨日はMJ氏が我が家を来訪。
かねてからの計画、『いとう家・襖絵(ふすまえ)仏画』の一部を完成させるためである。
俺はこの日のために新居の襖を貼り替え、MJの筆入れを待っていたのであった。
MJは来るなり、スケッチにラフを描き出した。
めちゃくちゃやる気だ。
なにしろ、この日まで筆の動きを毎日練習していたという。
うれしいよ、あんたの友情、あんたのアート心!
まず襖絵の裏面、三枚あるうちの(つまり、西洋画でいうトリプティークの)最も左に「双身歓喜天」を描き出すMJ。
「こわいよ、こわい」と繰り返しながら、インド由来の怪しい仏を現出させる。
そして、ほとんど休まずに三枚絵の右に日本で生まれた神仏、蔵王権現を一気に。
凄いよ、MJ。
あんた、いきなり襖にこんな素晴らしい絵を!
そして、真ん中。
やっぱりほぼ休まず、しかも我々をシャットアウトして描いた本尊は蛇身の仏、通常弁財天の頭上に乗る神仏が単体化した「宇賀神」!!
三枚重ねて見ると、以下。
この部屋を以降『護摩堂』と呼ぼうと思う。
MJの筆の力によって、部屋は奇怪な神仏の集合する場所に生まれ変わったからである。
次回画伯には、表面の三枚に『山越し阿弥陀』を描いていただく予定。
今回のMJのアート行為はしっかりとビデオにも収録したので、じきにyoutubeにアップしようと思う。
以上、とりあえず俺んちの『襖絵(ふすまえ)仏画』、報告であった。
はっきり言って、今回は自慢である。
俺はこれ以上の自慢の種を持たない。
MJが家に絵を直接描いてくれるなんて!!
どうだ、大人の道楽、すげえだろ?