『ヤンポ計プロジェクト 大発表の巻』
驚異の報告に入る前に、まずは俺のスタイリスト助手・山口ちゃん(美人)のMPKだぜ。
もちろん、TANITA FB720さ。
人生初のデコりだそうだよ。ういういしいね。
さらに『文化放送 グリーン・フェスタ』の新人ディレクター・小笠原ちゃん(美人)のシャレたやつもお見舞いしようか。
実にフェミニンなデコりだぜ。
美しいヤング女子たちが、今MPKに夢中だってことがわかってきただろ?
流行ってるんだ、確実に。
さて、そこにとんでもないニュース!!!!!
なんとそのTANITAが『グリーン・フェスタ』を通して俺と大接近遭遇!
早くも9月にはスワロ付き、金の蒔絵シール付きの2パターンで「いとうせいこう」モデルを発売することになりつつあるらしい!!!!
信じられねえだろ?
あり得ねえだろ?
だって俺、ふざけてたんだぜ。
それがほんとにスワロ付きとかで発売だよ。
俺の希望を入れて、他にも機能を載せようって話になってるんだよ。
どういう夢のかなえようなんだ、俺?
それにともなって、新事実も発覚。
「万歩計」って言葉は、山佐時計株式会社が商標登録した名前であって、一般的には「歩数計」というべきであるらしい。
TANITAで俺モデルを出すなら、ますます俺は「歩数計」と呼ばねばならないんだ。
MPKというナイスなネーミングを捨てざるを得ないのは残念だが、俺はかわりに考えた。
「歩数計」を新しく呼び換えるなら……と。
実に難しい問題だったよ……数日のあいだ、俺は頭を悩ませたのさ。
歩数計。
歩数計。
ほすうけい。
ホスーケイ……。
そして、ついにピンと来たんだ!
ベニーKの向こうをはって、これからは歩数計を「ホスーK」って呼ぶんだYO!!
向こうをはるどころか、俺はベニーKに「ホスーK!」って歌って欲しいんだ。
ジングルを作ってもらいたいんだよ。
とにかく言ってみると、なんか色々進むことは経験で知ってるぜ。
夢を夢のまま放り出すと、いつの間にか、かなっちまうんだ。
それがブログの真の力だと、俺はすでに知ってる。
このメディアの本当のパワーをな。
マジに流行るぜ、ホスーK。
世の中がまた動き出したんだ。
さあ、俺の狂乱パワーについてこいよ。
書物のことも書いとくぜ。
『禅とオートバイ修理技術』(ロバート・M・パーシグ)がハヤカワ文庫で再刊してた。
これはうれしかった。凄いぜ、ハヤカワ。
そして、『ラカンはこう読め』(スラヴォイ・ジジェク 紀伊国屋書店)も出てたよ。
ジジェクが書くラカンの入門書。
なんか好著が続くなあ。
すべては『蒸気駆動の少年』(ジョン・スラデック 河出書房新社)を読み終えてから読むぜ。